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The Style Council全曲解説 [Kindle版]

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凡例

(ヴァージョン名)←公式のものが存在しない場合便宜的に付けた場合もある
Hon Councilers ←参加メンバー。特筆されない場合ドラムはSteve White、バッキング・ヴォーカルはDee C. Lee。(時期によってはHon CouncilerとしてWhiteやLeeも記載する)
主な収録作品←シングル、オリジナルアルバムと公式度の高い編集盤を優先して記載。
解説←独自の独断と偏見に満ちた解説。

2014年4月1日火曜日

Everybody's On The Run

(Version One)
Hon Councilers:
Vocals : Brian J. Powell

収録作品
 7" Single "Long Hot Summer '89" (Edit)
 12" Single "Long Hot Summer '89" (Full)
 CD "Headstart for Happiness" (Edit)
 CD "Complete Adventures of the Style Council" (Full)

 Modernism : A New Decadeの収録曲で、当時は結局Long Hot Summer '89のカップリングとして世に出た。7インチと、廉価版コンピレーションHeadstart for Happinessにはエディットヴァージョンが、当時の12インチとボックスには8分のフルヴァージョンが収録された。Version OneはFreddie Bastoneのミックス。

 ブライアン・パウエルをヴォーカルに迎えたハウスナンバーで、ポールとディーはバッキング・ヴォーカルに徹している。ミックはエレピを弾いていると思われるが、ソロは無くこれもバッキングとしての演奏。全体的に特筆する様な部分の無い「普通の」ハウスだ。

(Version Two)
収録作品
 12" Single "Long Hot Summer '89"

 Norman Jay & TSCによるミックスとクレジットされていて、ロングヴァージョンの後半という感じでは無く別のリミックス。パウエルのヴォーカルとポールとディーのコーラスが別テイク(アルバムヴァージョンとも違う)になっていて、また、クラップとスネアの手数が(うるさいくらい)多くなっている。CDシングルは存在するが、他のアルバムでは未CD化。

(Album Version)
収録作品
 album "Modernism : New Decade"
 
 全体にディーのヴォーカルが目立ち、逆にブライアン・パウエルのヴォーカル(シングルとは全く違うフレーズを歌っている)は引き気味になっている。バッキングも全く違い、これはミックス違いというより完全な別ヴァージョンと言っていい。少なくともシングルヴァージョンより遥かに格好良い演奏だ。

 ミックもオルガンやエレピを弾きまくっているが、なにより大きく違うのが全体にフィーチャーされたトランペット。プレイヤーのクレジットは無いが、That's Spiritual Feeling同様にJB'sのメンバーが参加している可能性もある。

(Live Version)
 89年のツアーではシングルヴァージョンを少しテンポアップした感じで演奏されている。ヴォーカルもパウエルが参加している様だ。

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