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The Style Council全曲解説 [Kindle版]

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是非読んでみて下さい。

凡例

(ヴァージョン名)←公式のものが存在しない場合便宜的に付けた場合もある
Hon Councilers ←参加メンバー。特筆されない場合ドラムはSteve White、バッキング・ヴォーカルはDee C. Lee。(時期によってはHon CouncilerとしてWhiteやLeeも記載する)
主な収録作品←シングル、オリジナルアルバムと公式度の高い編集盤を優先して記載。
解説←独自の独断と偏見に満ちた解説。

2014年11月22日土曜日

Night After Night

(Studio Version)
収録作品
 CD "Here's Some That Got Away"

 86年に録音されたデヴィッド・シーのカヴァーで、Here's Some That Got Awayのライナーには単に「未発表曲」としか表記されていないが、これももしかしたらHome and Abroadのボーナス用のレコーディングだったのかも知れない。TSCのヴァージョンはオリジナルとあまり変化は無いが、濃さが押さえられ、これもCost of Loving寸前という音色になっている。

 と言うか、この曲の最大のポイントは「It Didn't Matterの元ネタである」ということだ。TSCヴァージョンでもベースやギター、クラップなどをよく聴くと結構似ているのだけど、オリジナルを聴くと更に似ている。イントロからもうそっくりのシンセ音やベースラインがそこら中に出て来るのだ。勿論、メロディは全く違うから「パクり」と言うには語弊があるのだけど。

 ライヴではプレイされたことが無いと言うが、むしろスタジオでこの曲を試したところから生まれたのがIt Didn't Matterなのかもしれない。ネタばらしとしての収録と考えても面白い。

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