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The Style Council全曲解説 [Kindle版]

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凡例

(ヴァージョン名)←公式のものが存在しない場合便宜的に付けた場合もある
Hon Councilers ←参加メンバー。特筆されない場合ドラムはSteve White、バッキング・ヴォーカルはDee C. Lee。(時期によってはHon CouncilerとしてWhiteやLeeも記載する)
主な収録作品←シングル、オリジナルアルバムと公式度の高い編集盤を優先して記載。
解説←独自の独断と偏見に満ちた解説。

2014年3月25日火曜日

Boy Who Cried Wolf

(Album Version)
Vocals : Tracie Young
Programming : Peter Wilson & Jeremy Wakefield
String Arrangement : John Mealing

収録作品
 album "Our Favourite Shop"
 EU & Japan 12" Single "Boy Who Cried Wolf"

 哀愁を帯びたメロディラインが印象的なミディアムナンバー。ドラムパートのほとんどは打ち込み(ハイハット)とシモンズのエレクトリックドラムでプレイされているようで、ベースもシンベだし、いかにも80年代と言う感じがする。この曲でも生のストリングスとミックのキーボード類が絶妙にからんでいる。

 おそらくトレイシーが参加した最後のTSCナンバー。ピーター・ウィルスンも参加しているので善作のアウトテイクかとも思いがちだが、このアルバム用の新曲である。

(7" Edit)
収録作品
 EU & Japan 7" Single "Boy Who Cried Wolf"

 こういうメロディーは日本向けと言うこともあり(?)日本やヨーロッパではCome To~の代わりにこの曲がシングルカットされた。しかし、7インチでは見るも無残な編集で曲がズタズタにされてしまっている。勿論CD化されていない。

(Alternate Vocal Version)
 Lead Vocal : Noel McCalla

収録作品
 Promotional Album "The Songs of Paul Weller"
 
 87年にノエル・マッキャラなる人物(おそらく黒人シンガー)がヴォーカルを録り直したヴァージョンで、ウェラーの楽曲を売り出す目的で録られた音源の一つ。公式リリースはされていない。

(Live Version)
Keyboards : Helen Turner
Bass : Camelle Hinds
Percussions : Steve Sidelnyk

収録作品
 CD "In Concert" (1985 Sports & Entertainment Centre, Melbourne)

 Come To Milton Keynes同様、ストリングスの比重が大きいせいであまりライヴ向けではなかったが、In Concertに収録されている音源でも解る通り、Come to~よりはうまくいっている。スティーヴ・シドルニクのパーカッション(特にティンバレス)がスタジオ盤とまた違ったノリを作りだしているのも面白い。エンディングのスキャットはベースギターでのプレイに変更されている。85年ツアーの一部でのみ演奏された。

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