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The Style Council全曲解説 [Kindle版]

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凡例

(ヴァージョン名)←公式のものが存在しない場合便宜的に付けた場合もある
Hon Councilers ←参加メンバー。特筆されない場合ドラムはSteve White、バッキング・ヴォーカルはDee C. Lee。(時期によってはHon CouncilerとしてWhiteやLeeも記載する)
主な収録作品←シングル、オリジナルアルバムと公式度の高い編集盤を優先して記載。
解説←独自の独断と偏見に満ちた解説。

2014年3月24日月曜日

The Whole Point of No Return

(Original Album Version) 
収録作品
 album "Cafe Bleu"

 ポールがエレクトリック・ギターを弾き語るこの曲はLPの裏ジャケに記載が無い。とは言っても所謂シークレットトラックではなく、間違ったデザインが印刷されてしまって間に合わなかったそうだ。

 そもそもそういう事態に陥ったのもレコーディングが遅れたせいで、実はこの曲もEBTGのベン・ワットのヴォーカルで演奏する予定だった。結局その話は流れ、急遽ポール自ら演奏することになり、録音されたのがこのテイク。歌詞はほとんど即興らしい(詞もワットが書く筈だったのか?)。ボサノバ風のギターは確かにワットの演奏で聴いてみたかった気もする。

(The Whole Point II)
収録作品
 7” & 12" Single "Walls Come Tumbling Down"
 CD "Here's Some That Got Away"
 CD "Our Favourite Shop (Deluxe Edition)"

 Walls Come Tumbling Downに収録されたリメイクで、即興だった歌詞が完全に書き直され、バンドによる演奏にリアレンジされた。ベースはポールが演奏し、ミックはエレピを演奏。ライヴでのアレンジに近いが、間奏はミックのソロになっている。

 アルバムはHere's Some That Got Awayとボックス、そしてOur Favourite Shopのデラックス・エディションに収録。 

(Live Version)
Hon Councillers
Billy Chapman : Tenor Saxophone

収録作品
 album "Home and Abroad" (1985 Internationalists Tour)
 DVD "Far East and Far Out" (1984 Nakano Sunplaza Hall)

 84〜85年のライヴでも頻繁にプレイされたが、多くの場合後述するWhole Point IIに近いアレンジになっていた。但し、歌詞は即興の筈のオリジナルヴァージョンで、Whole Point IIリリース後のライヴでもそのままになっていた。間奏は85年までを通じてビリー・チャップマンのサックスソロ。但しホーンがいないときはエレピのソロになり、こうなると一層Whole Point IIになってしまう。

 87年のツアーでは満を持して(?)Whole Point IIが演奏されたと言うが、音源は未確認。

 また90年、日本のヒットスタジオインターナショナル出演のため限定的に再結成した際には、ポールと復帰したホワイティ(ボンゴ)の二人だけで演奏されている。

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