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The Style Council全曲解説 [Kindle版]

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凡例

(ヴァージョン名)←公式のものが存在しない場合便宜的に付けた場合もある
Hon Councilers ←参加メンバー。特筆されない場合ドラムはSteve White、バッキング・ヴォーカルはDee C. Lee。(時期によってはHon CouncilerとしてWhiteやLeeも記載する)
主な収録作品←シングル、オリジナルアルバムと公式度の高い編集盤を優先して記載。
解説←独自の独断と偏見に満ちた解説。

2014年3月25日火曜日

Homebreakers

(Studio Version)
Hon Councilers:
Vocals : Dee C.Lee
Bass : Camelle Hinds
Trumpet : Stewart Prosser & Dave Defries
Saxophone : Mike Mower
Trombone : Chris Lawrence

収録作品
 album "Our Favourite Shop"

 Our Favourite Shopのオープニングを飾るこの曲は、TSC初、そして唯一のミックが単独でリードヴォーカルをとっている曲である。部分的なヴォーカルは今までも何曲かあったが、この曲が初であり、最後でもあるというのも意外。ミックのヴォーカルは「凄く上手い」と言う感じではないが低めの声で、渋味を感じさせる。この曲には実にぴったりだ。

 クールでダーク、しかもファンキーなサウンドを支えるのはこの時期のツアーから参加し、解散まで断続的ながらバンドに関わる、ある意味「5人目のTSC」とも呼べるベーシスト、カーメル・ハインズだ。ホワイティの譜割りの細かいドラム(特にハイハット)とマッチしたベースを弾く人で、この曲では特にそのかみ合い方がよく聴ける。ホーンセクションはWalls Come Tumbling Downと同じメンバー。

(Live Version)
Tenor Saxophone : Billy Chapman
Alto Saxophone : Mike Mower
Trombone : Chris Lawrence
Trumpet : Guy Barker
Trumpet : Stewart Prosser
Keyboards : Helen Turner
Bass : Camelle Hinds
Percussions : Steve Sidelnyk

収録作品
 album "Home and Abroad" (1985 Internationalists Tour)
 DVD "The Style Council on Film" (1985 Wembley Arena)
 DVD "Live at Full House"  (1987 Capitol, Hannover)

 ライヴでも定番のひとつで、85年〜87年までプレイ。インスト以外でミックの見せ場となっていた。85年ツアーではアルバム通りのアレン。勿論フェイドアウトはしないため、ポールのワウギターで静かに終わるエンディングになっている。

 Cost Of Loving Tourでは前半をオルガンと歌のみで聴かせ、途中からバンドが入る形にアレンジを変更。また、ポール・ウェラー・ムーヴメント(及びソロ初期)のツアーでも演奏されたが、やはりこの曲はミックの方が似合っていた。

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