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The Style Council全曲解説 [Kindle版]

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凡例

(ヴァージョン名)←公式のものが存在しない場合便宜的に付けた場合もある
Hon Councilers ←参加メンバー。特筆されない場合ドラムはSteve White、バッキング・ヴォーカルはDee C. Lee。(時期によってはHon CouncilerとしてWhiteやLeeも記載する)
主な収録作品←シングル、オリジナルアルバムと公式度の高い編集盤を優先して記載。
解説←独自の独断と偏見に満ちた解説。

2014年3月23日日曜日

Speak Like a Child

(Single Version)
Hon Councilers
Drums : Zeke Manyika 
Backing Vocals : Tracie Young 
Trumpet : Martin Drover

収録作品
 7" Single "Speak Like a Child"
 mini album "introducing"
 album "Singular Adventures of the Style Council"

  TSCとしての最初のシングルのリードトラック。タイトルは当然ハービー・ハンコックから。曲自体はジャズっぽいものではなく、溌剌としたポップチューン。ソウルフル、と呼ぶには稚拙な感じがむしろポップミュージックとしては勝ち。トレイシーの若々しいバッキングヴォーカルが良い!この時点でのドラマーはオレンジ・ジュースのジーク・マニーカ。ホワイティよりかっちりした、むしろ80年代っぽいドラムを叩く。

  アルバム未収録シングルだが、日本とヨーロッパではデビューミニアルバムとして発売されたIntroducingに収録。特に日本ではアルバムのタイトルをSpeak Like A Childとしていた。他にもほぼ全てのベストアルバムに収録。

(Live Version)
Hon Councilers
Vocals : Jayne Williamson
Tenor Saxophone : Billy Chapman
Trombone : Chris Lawrence
Trumpet : Stewart Prosser
Keyboards & Vocal : Helen Turner
Bass : Anthony Harty
Percussions : Steve Sidelnyk

収録作品
 CD "In Concert" (1984 Nakano Sunplaza Hall)
 DVD "Far East and Far Out" (1984 Nakano Sunplaza Hall)

  83〜4年のツアーと、85年の一部のライヴで演奏されていた。ホワイティがドラムを担当したライヴヴァージョンはIn Concertに収録。84年、中野サンプラザでの収録で、ビデオPost Modernと同じテイク。現在はCherry RedからFar East and Far Outというタイトルで出ているDVDで観ることが出来る(日本版ビデオテープからの直コピー!)

 この曲に関しては、ここでのバッキングヴォーカルがジェイン・ウィリアムスンと言うこともありスタジオ版に軍配。ジェインのヴォーカルは良いんだけど黒すぎて、TSCにはちょっと過剰なんだよね。原曲の可愛らしさがスポイルされてしまう。84年後半になるとディーが参加したヴァージョンも聴けるが、ジェインほどではないがやはり濃いめ。この曲にはやっぱりトレイシーがあっているようだ。

 Saturday Night Live出演時のライヴはシャッフルでなく、後のウェラーソロライヴ時のような8ビートアレンジになっている。ヴォーカルはトレイシーが参加。

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