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The Style Council全曲解説 [Kindle版]

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凡例

(ヴァージョン名)←公式のものが存在しない場合便宜的に付けた場合もある
Hon Councilers ←参加メンバー。特筆されない場合ドラムはSteve White、バッキング・ヴォーカルはDee C. Lee。(時期によってはHon CouncilerとしてWhiteやLeeも記載する)
主な収録作品←シングル、オリジナルアルバムと公式度の高い編集盤を優先して記載。
解説←独自の独断と偏見に満ちた解説。

2014年3月27日木曜日

Life at The Top Peoples Health Farm

(Single Version)
収録作品
 7" & 12" Single "Life at The Top Peoples Health Farm"
 album "Confessions of a Pop Group"

 Confessions of a Pop Groupからの先行シングルとしてリリースされた曲。既にホワイティのクレジットは無く、ドラムはサウンド、クレジット両面から考えても打ち込みと思われる。サウンドは「アーサー・ベイカーを狙って失敗してみました」と言う感じにも聞こえる。派手なホーンもクレジットがないし、シンセかも知れない。

 ホワイティが抜け、ディーと3人のバンドになったTSCだが、このシングルではディーの存在感が極端に薄い(不参加?)。ジャケも久々にポールとミックの二人だけだ。
 
 音だけはやたらに派手になったが、何だかものすごく物足りない曲で、Shout To The Topのライヴヴァージョンを発展させたようにも解釈出来るリズムパターンもあまり躍動感を感じない(そういえばタイトルに「Top」が付くし)。

(Spank! [Live at the Top Peoples Health Farm])
収録作品
 CD & 12" Single "Life at The Top Peoples Health Farm"

 少し違うタイトルが関されたこのヴァージョンは、12インチのリードトラックにもなっているが、勿論この曲のリミックスの一つであり、また、ライヴヴァージョンなどでは全く無い。

 インストパートにタイトル通りの「Spank!」というサンプリングヴォイスが繰り返され、ヴォーカルがかなりカットされている。

 いかにも80年代らしい無理矢理感漂う、強引なリミックスが施されたヴァージョン。サンプラーを使わないテープエディットの時代の音である。懐古趣味としては悪くないが、それだけ。

(Extended Remix / Um & Argh Mix)
収録作品
 CD & 12" Single "Life at The Top Peoples Health Farm"

 これもまたいかにも1988年という時代を感じるリミックス。こちらはヴォーカルを生かしたミックスになっている。オリジナルをワリとシンプルに引き延ばした感じのミックスで、それほど特筆する部分はない。Um & Arghって何なんだろう。

 日本盤3インチシングルやドイツ盤12インチなどにはExtended Remixというクレジットで収録されているが、同一のものだ。

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