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The Style Council全曲解説 [Kindle版]

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是非読んでみて下さい。

凡例

(ヴァージョン名)←公式のものが存在しない場合便宜的に付けた場合もある
Hon Councilers ←参加メンバー。特筆されない場合ドラムはSteve White、バッキング・ヴォーカルはDee C. Lee。(時期によってはHon CouncilerとしてWhiteやLeeも記載する)
主な収録作品←シングル、オリジナルアルバムと公式度の高い編集盤を優先して記載。
解説←独自の独断と偏見に満ちた解説。

2014年3月26日水曜日

The Cost Of Loving

(Album Version)
Mix : Alan Leeming

収録作品
 album "The Cost of Loving"
 Japan 7" SIngle "The Cost of Loving"

 アルバムタイトル曲は「裏タイトル曲」にも充分負けない名曲で、結局It Didn't Matterを含めた3曲のおかげでこのアルバムが体を成していると言えるのかもしれない。

 メロディの良さもさることながら、無理にファンキーになろうとせず、TSCらしいなかでこの時代の音を出している感がする点が一番大きい。ソウルを吸収しながらMy Ever Changing Moodsからの連続性も感じるサウンド、と言うコトだ。これはWalking The NightやFairy Talesには圧倒的に欠けていた要素。こういう曲でアルバムが固められたら……というのは酷というものだろうか。

 日本のみでAll Year Roundをカップリングにシングルカットされた。

(12" Version)
収録作品
 7" & 12" Single "Wanted"
 CD "Complete Adventures of the Style Council"

 突如Wantedのカップリングとしてリリースされた再録ヴァージョン。オリジナルより緩やかなアレンジとなり、バッキングはギターとパッド系のシンセ、そしてボンゴが主体になったものに変更されている。ドラムは打ち込みっぽくも聴こえ、ディーもおそらく不参加。Waitingと編成が酷似しているところから同時期のレコーディング(デモテイク?)の可能性も考えられる。なお、12" Versionと言っても7インチにも同じヴァージョンが収録されている。

(The Cost)
収録作品
 7" & 12" Single "Wanted"

 タイトルが変更されているが上記12インチヴァージョンのインスト。但し、ドラムパートが違ったり、ワウギターでメロディが弾かれるなどかなり手が加えられている。未CD化(WantedはCDシングルも出ているので厳密にはCD化されているとも言えるのだが)。7インチ、12インチ共に収録されており、つまりWantedのシングルはどちらを買っても同じ、と言うコトになる。

(Live Version)
 87年のツアーでは当然レギュラー。ほとんどアルバム通りにプレイしている。勿論ステージのハイライトのひとつ。ただ、エンディングのドラミングがホワイティに比べてもっさりしているのが難点。

 89年にも(新アレンジ発表後だが)アルバムヴァージョンのアレンジで演奏されている。このときはホーンセクションもいるのでかなりゴージャスなサウンドになっている。ドラムも87年のIan Mussingtonよりシャープな印象。(Ritchie Stephensという人物らしい?)

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